| この時に、わたしにとって、とても嬉しいサプライズが! 実は、この会には、わたしはどうしても来ていただきたい、と思っていた方がいらしたのです。 それは……葛生千夏さん。このサイトの「作品世界」のコンテンツでも書かせていただきましたが、もともと、この三部作は、雑誌「ユリイカ」での、高宮利行先生、わたし、とても葛生千夏さんとの鼎談が大きなきっかけになっています。葛生千夏さんは、その後、「三剣物語」のイメージアルバムも作ってくださいましたし、エレインがこの物語の中心に現れたのも、実は、葛生さんの存在が大きかったのです。 でも、いろいろあって、葛生さんとはこの十年ほど、音信普通になっていました。高宮先生の大学の教え子でもいらっしゃるので、高宮先生から連絡が取れないだろうか、とお願いしても、連絡が取れず。諦めかけていました。 ところが、高宮先生の祝辞の最中に、葛生さんのお名前が出て、それまでの経緯が説明され、「ひかわさんから連絡を取れないものか、というお話でも、どうしても行方がわからなかったのですが、実は、十日ほど前に、いきなり葛生千夏さんからメールが届きまして─」……え? えええええーーーーーー? 嘘、まさか……。 「今日は、葛生さんがここにいらしています、どうぞ」って。 本当に泣きそうになりました、わたしは。 壇上に上がってらっしゃる葛生さん。 |

葛生千夏さん……葛生千夏さんが駆けつけてくださいました。十年ぶりくらいの再会です。
| 「嘘ぉ、葛生さん、信じられない──」 「いや、わたしもびっくりしているんです。本当に虫の知らせというか……」 音楽からも本からも、この十年ほど、遠ざかっていらしたという葛生さん……ふだんはそんなことはまずしないのに、ふと、amazonで、アーサー王関係の言葉を検索して、偶然、わたしがこの「アーサー王宮廷物語」を出版したのは、知っていらした、というのですよね。 それで、また、勉強したい、と思いついて、高宮先生にメールを出してみたのが、この会の十日前だったという……信じられない暗合です。運命って、あるのかもしれない、とわたしは思いました。時々、そういうことってあるのですね……。 |