『木の国の媛 太陽の娘・』
『木の国の媛 太陽の娘1』 徳間デュアル文庫 徳間書店・発行
(角川ノベルズ/角川書店刊、より移植)
『根の国の御子 太陽の娘2』 徳間デュアル文庫 徳間書店・発行
『大和の国の王 太陽の娘3』 徳間デュアル文庫 徳間書店・発行
古代日本。 ある村の、村酋の末媛に生まれたヨキナは、神に愛された美しい娘だった。 ヨキナが普通の娘ではないことは、誰にでもわかった。何故なら、ヨキナは肌は滑らかで、いかなる病に罹ることもなく、誰が 見てもこれほどに美しい娘はない、と思えるほどの、美しい娘だったから だ。 彼女は川岸に立つ桜の精霊である“桜の翁”にも愛されていた。ある日のこと、美しい若者が川を流れてきた。もちろん、ヨキナは真実の名を名乗ることはしない。名乗ることは、言魂を与えることであり、愛する人を受け入れる印であるからだ。 若者は、ヨキナを“咲良の娘”と呼び、ヨキナは彼を“速瀬男”と呼ん で、呼び合う。けれど、若者が、近く、この辺りに災厄が訪れる、と予言した通り、その夜、ヨキナの村は何者かに襲われる。“桜の翁”に庇われ たヨキナは、なんとか逃げることができるが、村は全滅。 そして、ヨキナ は神の宮に呼ばれ、神々から、七重の守護の衣を与えられ、“七重衣の媛”と呼ばれるようになる。 …… 日本古代に題材を取った物語 。 |