| 「クウェンタ シルマルリオン」シルマリルの物語、から読み始めると、比較的、スムーズに話に入っていけます。 さて。最初に中つ国でアルダの春を満喫していたヴァラアルの神々が、油断して、メルコオルことモルゴスにすべてを破壊され、西方に自分たちの永遠の至福の国アマンの地を作り、神の国ヴァリノオルを作るところから話は始まります。そこに、樹木の女神ヤヴァンナは二本の光の木を植えます。これは太陽のようにこの地に光をもたらします。 中つ国には、その頃、エルフたちが増え始めていました。エルフたちは不死であり、アマンの地に住まうものとしてふさわしいので、ヴァラアルたちは至高神の意向に添って、エルフたちにアマンの地に来て、二本の光の木を見るように、と誘います。同時に、中つ国にいたメルコオルを捕らえ、アマンの地に引き立てて投獄し、一時の平和を手に入れます。 この時、アマンの地へと民族大移動をして移り住んだエルフたちが、光のエルフ、別名、上のエルフ、と呼ばれる種族たちです。呼び掛けに応じなかったり、移動はしていたものの、途中で立ち止まって中つ国にとどまってしまったエルフたちは、闇のエルフ、と呼ばれます。 上のエルフは主に三種族があります。最初にアマンの地についた金髪エルフのヴァンヤアル族。次に着いた、黒髪エルフのノルドオル族。その後に到着したものは、一纏めにテレル族(最後尾の者たち、の意)と呼ばれます。これが、エルダール(星の民、の意)の三部族です。 テレリ族たちは、エルウェ(別名・シンゴル王)とオルウェという兄弟の王さまが率いますが、エルウェはその途中で、マイアールのメリアンと恋に落ち、オルウェは一族を率いて海を渡り、アマンの地へと行きます。が、エルウェはシンゴル王となり、中つ国に留まってしまい、中つ国でシンダアル族と呼ばれるエルフたちの王となります。 さて、この辺りまでが、このお話の設定。ここから、主題である、シルマリルとそれにまつわるノルドオルのエルフ一族の悲惨な物語がようやく始まります。よし、読んでやろう、という人は、この辺りまで承知した上で、一回、チャレンジしてみて下さい。 でも、まだ、だめだぁ、という人は、次に進んでね(笑)。 |