「指輪物語」と同じく、最初の設定資料であるところの、「アイヌリンダレ」と「ヴァラクウェンタ」は、最初に読む時はさくっと飛ばしましょう。ここは天地創造、みたいなもんで、あとで読んでも、問題ないかも、と思います。
 ただし、これだけはここで知っておかなければなりません。

●至高神はエル(=イルーヴァタアル)。この世界は、すべてこの唯一の神から生まれました。エルフ(クウェンディ)も人間(アタニ)もヴァラアル(神々)もメルコオル(悪神)もマイアール(精霊たち)もエルの歌った歌から生まれたのです。つまり、ヴァラアルの神々はエルフも人間も創造しているわけじゃありません。等しく、エルに創造されたもの、です。ただひとつ、ドワーフたちだけは、大地の神アウレが創造しました。
●ヴァラアル(神々)は、男7人、女7人。
●メラコオル(=最初の冥王モルゴス)はヴァラアルの敵で、ヴァラアルと対立する悪神。海が苦手。
●至高神エルが作ったエアの領域を巡って、ヴァラアルたちとメルコオルは喧嘩する。
やがて、地球王国アルダが出来あがり、中つ国が出来るが、最初はヴァラアルが勝つものの、やがて油断してメルコオルに追い出され、ヴァラアルたちは西の地にアマンの地と呼ばれる至福の国を作り、そこに防壁を築く。
●ヴァラアルの面々は、次の通り。マンウェ(最高神)とその妻ヴァルダ(別名・エルベレス、星々の女神)が空の神。ウルモが海の神。アウレが大地の神で、その妻ヤヴァンナは樹木の女神。ナーモ(別名・マンドス)とイルモ(別名・ローリエン)の兄弟神は霊魂の神、ナーモは死を司り、ナーモの妻は織り姫ヴァイレ、歴史を綴る。イルモは幻と夢を司り、その妻エステは傷と疲れの癒し手である。この兄弟の妹のニエンテは、涙の女神、エステ以上に強い力ですべての傷に涙を注ぐ。トゥルカス(別名・アスタルド)は武神、オロメは森の神、トゥルカスの妻は、オロメの妹ネスサ。
●マイアールたちは、ヴァラアルたちの使徒でもあり、メルコオルに使える悪鬼でもある。物語に出てくるマイアールは、最初に人間と結ばれるエルフの姫ルシアンの母親であるメリアン、ガンダルフ、メルコオルに使えた第二の冥王サウロン、サルマンなど。
●ヴァラアルたちとマイアールたちは、合わせて、アイヌア、と呼ばれます。

 詳しくはもっと違いますが、その詳細を知りたい方は、自分で読み直してみて下さい。大体はこんな理解でいいはずです。